幼なじみの隣で不器用な恋を
「ありがとう、眞紘くん…。大好き。」
「俺も、大好きだよ。」
周りから、私は…どう見られるんだろう…とか。
どんな反応されるんだろう…とか。
幼なじみ以上の関係になったことで、私…かなり臆病になってた。
もともと自分に自信を持ってたわけじゃないから、余計にネガティブになってた部分もあると思う。
でも、もう…付き合ってることを内緒にするの止めよう。
周りがどう思うかじゃない。
眞紘くんが、私をどう想ってくれてるかが大事だよね…。
今日、色々と本音を聞けて嬉しかった。
眞紘くんが私をとても大切にしてくれてるのが、言葉でも仕草でもドキドキするほど伝わってきたから。
温かい腕の中。
聞こえるのは、眞紘くんの速い鼓動。
温かい幸せを噛みしめながら、私は溢れてくる涙を静かに零していた。