幼なじみの隣で不器用な恋を

まあ、いっか…。


お母さんの表情からして、良いことみたいだし、帰って来てからのお楽しみにしよう…。


私は透き通るぐらい綺麗な春空を見上げた。


昨日は、小雨が降っていて少し肌寒かったから、ちょっと心配だったけど…


今日は、いい天気になって良かった…。


楽しい高校生活を送れるような、そんな気がする…。


降り注ぐ柔らかな日差しを浴びながら、期待に胸を膨らませる私。


ふと、隣の家に視線を向けてしまった。


「…………。」


そう言えば、眞紘くんも…この春から高校生だっけ…。


今日…私たちと同じように、入学式かもしれないよね…。


元気してるかな…?



< 4 / 302 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop