幼なじみの隣で不器用な恋を

なっちゃんこと、星川 夏波(ホシカワ ナツハ)ちゃんと、矢口 慶介(ヤグチ ケイスケ)くん。


小学校の頃からの友達で、当時は眞紘くんも含めて、4人で遊ぶことが多かった。


なっちゃんは…美人で明るく元気な女の子、矢口くんは…勉強が得意なカッコいい眼鏡男子。


ちなみに、二人は…階は違うけど同じマンションに住んでる、ご近所さん同士なんだ。


「二人とも、どうしたの…?高校に行くには、こっちは遠回りでしょ?」


「せっかくの新しい門出なわけだし、やっぱり…花奏と私と慶介の3人で登校がいいかなぁ…と思って!」


「それ、俺が最初に提案したんだろ。さも自分が思いついたかのように言うなよ。」


「えっ、そうだっけ?」


「全く、調子いいヤツ。」


なっちゃんに苦笑いする矢口くん。


いつもながら、二人のやり取りは…ほのぼのしちゃう…。


思わずクスリと笑ってしまった。


< 7 / 302 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop