幼なじみの隣で不器用な恋を
なっちゃんこと、星川 夏波(ホシカワ ナツハ)ちゃんと、矢口 慶介(ヤグチ ケイスケ)くん。
小学校の頃からの友達で、当時は眞紘くんも含めて、4人で遊ぶことが多かった。
なっちゃんは…美人で明るく元気な女の子、矢口くんは…勉強が得意なカッコいい眼鏡男子。
ちなみに、二人は…階は違うけど同じマンションに住んでる、ご近所さん同士なんだ。
「二人とも、どうしたの…?高校に行くには、こっちは遠回りでしょ?」
「せっかくの新しい門出なわけだし、やっぱり…花奏と私と慶介の3人で登校がいいかなぁ…と思って!」
「それ、俺が最初に提案したんだろ。さも自分が思いついたかのように言うなよ。」
「えっ、そうだっけ?」
「全く、調子いいヤツ。」
なっちゃんに苦笑いする矢口くん。
いつもながら、二人のやり取りは…ほのぼのしちゃう…。
思わずクスリと笑ってしまった。