双子ってサイコー!!






〜 マキ 視点 〜










『『『あ、アキちゃん…っ////!!
おはよう〜!!』』』











教室に着くと……

クラスの奴等が、まるでアイドルを迎えるように気持ち悪い笑みを浮かべて挨拶してきた










「お前らも、こんなことして飽きねぇな…」





『う、うるさい…っ!!
アキちゃんと一緒にいるお前には分からないだろうな、俺らの気持ちには!』





『そうだ、そうだ!!
アキちゃんは、こんなムサイ男たちがいる男子高の、唯一の癒しアイドルなんだ!』





『お前なんか……っ!
お前は……っ!アキちゃんと一緒にいれることをもっと喜ぶべきなんだよ!』





「喜んでどうするんだよ……
アキもお前らと同じ男…………」





『や、やめろ!!
アキちゃんはそんなんじゃない…っ!!』



『現実に引き戻さないでくれ〜!!』




「やべぇわ、お前ら……」










男たちが何か言い争いをしているが……
オレは、男たちを無視してアキの席を探した









チッ……

マジで分からねぇ……


どこだよ、アキの席……










『あ、アキちゃん……
ど、どうしたの……?』




「あ"?」




『えっ……?あ、アキちゃん……!?」










知らない男がオレに話しかけてきたから
オレはいつもどおり、返事をした


そのオレの返事に、男は驚いた顔をしていた









「なあ、オレの席……どこ?」




『えっ……!?お、オレ!?
あ、アキちゃん……っ!ど、どうしたの…っ!?』




「うぜぇな、ちゃん付けすんじゃねぇよ!
気持ち悪ぃんだよ!」












チッ……

早く教えろよ、クズ


もういい

適当に座るか












オレは、近くにある椅子に座り

腕を枕にして寝た



周りの奴等は、何故か静かになっていて

オレは、すぐに眠れた








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