双子ってサイコー!!
「…………御堂と一緒に帰らなかったんだな?
んー、ちょっと待ってろ」
イケメン野郎は、オレの頭をポンっと叩くと、違う男と話しに行った
やべぇ……
やべぇ……ってコレ……
心臓が……破裂しそうだ!
「アキ!」
「…………////」
イケメン野郎は、笑顔でオレの元に戻ってきた
なんだ……!?
今、ドキッ……ってしなかったか、オレ!
な、何がドキッ…だよ!
意味分からねぇよ!!
「俺、もう上がれるから
一緒に帰ろう」
「……い、いい!一人で帰る!」
や、ヤバい!!
コイツと一緒にいたら……ヤバい!!
は、早く離れねぇと……っ!!
「ダメだ。一緒に帰るぞ
ちょっと来て」
「は!?ちょっ…////!!」
ど、どこ行く気だよ!!
しかも!!
手!!手を離せ!!
イケメン野郎は、オレの手を掴むと……
近くの部屋に入った
なんだ……ココ…
ぶ、部室か?
イケメン野郎は、オレの手を離し
部室に入れたので、オレは周りを見回していた
くっせ……!!
この部屋、臭すぎだろ!!
なんだ、この臭い!!
オレは、鼻をつまんで
イケメン野郎を見たら……
「…………っ////
お、お前……な、何して…////!!」
「ゴメン。すぐ着替えるから、待ってて」
イケメン野郎は、上半身裸で……
なんか、すげぇ綺麗な身体だった
「お、お前………
き、綺麗な身体してるな……?」
「ん?ははっ。綺麗って……!
俺、男だぞ、アキ
そんなこと言われても嬉しくねぇよ!」
た、確かに……
男に綺麗って言葉を使うのは違うと思うけど……
でも、マジで綺麗なんだよ。コイツ……
顔と身体が、すげぇ綺麗で……
アキとは全く違うな……って思う
アキは、どちらかと言うと可愛い感じだし
身体はこんな腹割れてねぇし、まあ普通にプニプニ体型だな……
「よしっ。じゃあ帰るか、アキ」
イケメン野郎は、いつの間にか着替えを済ませていて
またオレの手を掴んで部室から出た
あれ?
そう言えば……
コイツ臭くねぇな……
オレは、部室があれだけ臭かったので
コイツも臭うと思ったが……
コイツからは、全く臭さがなかった
むしろ、なんかいい匂いする……
「ん?お、おい…!アキ!
馬鹿!俺の匂い嗅いでんじゃねぇよ!
今、絶対臭いから嗅ぐな!
汗すげぇから、やめろ!」
イケメン野郎は、オレが匂いを嗅いでいることに気づくと
オレから自分の身体を遠ざけて
手を離した