双子ってサイコー!!







「…………御堂と一緒に帰らなかったんだな?

んー、ちょっと待ってろ」










イケメン野郎は、オレの頭をポンっと叩くと、違う男と話しに行った










やべぇ……

やべぇ……ってコレ……



心臓が……破裂しそうだ!









「アキ!」



「…………////」









イケメン野郎は、笑顔でオレの元に戻ってきた









なんだ……!?

今、ドキッ……ってしなかったか、オレ!


な、何がドキッ…だよ!

意味分からねぇよ!!









「俺、もう上がれるから
一緒に帰ろう」




「……い、いい!一人で帰る!」










や、ヤバい!!

コイツと一緒にいたら……ヤバい!!


は、早く離れねぇと……っ!!










「ダメだ。一緒に帰るぞ
ちょっと来て」




「は!?ちょっ…////!!」










ど、どこ行く気だよ!!

しかも!!


手!!手を離せ!!










イケメン野郎は、オレの手を掴むと……

近くの部屋に入った










なんだ……ココ…

ぶ、部室か?










イケメン野郎は、オレの手を離し
部室に入れたので、オレは周りを見回していた










くっせ……!!

この部屋、臭すぎだろ!!



なんだ、この臭い!!










オレは、鼻をつまんで

イケメン野郎を見たら……










「…………っ////
お、お前……な、何して…////!!」




「ゴメン。すぐ着替えるから、待ってて」









イケメン野郎は、上半身裸で……

なんか、すげぇ綺麗な身体だった










「お、お前………
き、綺麗な身体してるな……?」





「ん?ははっ。綺麗って……!
俺、男だぞ、アキ

そんなこと言われても嬉しくねぇよ!」










た、確かに……

男に綺麗って言葉を使うのは違うと思うけど……



でも、マジで綺麗なんだよ。コイツ……

顔と身体が、すげぇ綺麗で……



アキとは全く違うな……って思う


アキは、どちらかと言うと可愛い感じだし
身体はこんな腹割れてねぇし、まあ普通にプニプニ体型だな……









「よしっ。じゃあ帰るか、アキ」









イケメン野郎は、いつの間にか着替えを済ませていて

またオレの手を掴んで部室から出た










あれ?

そう言えば……


コイツ臭くねぇな……










オレは、部室があれだけ臭かったので
コイツも臭うと思ったが……

コイツからは、全く臭さがなかった
むしろ、なんかいい匂いする……










「ん?お、おい…!アキ!
馬鹿!俺の匂い嗅いでんじゃねぇよ!

今、絶対臭いから嗅ぐな!
汗すげぇから、やめろ!」










イケメン野郎は、オレが匂いを嗅いでいることに気づくと

オレから自分の身体を遠ざけて
手を離した






< 20 / 47 >

この作品をシェア

pagetop