双子ってサイコー!!






〜 マキ 視点 〜










「いざ、出陣〜♪」










オレは、目の前にある男子高に向かって足を進めた










うぉーーーっ!!

さすが、男子高!


超汚ねぇ!!











女子高と違い男子高は、結構汚かった

ガラスは割れていて、学校の壁にはイタズラ書きがされていた










さぁーて……

どこに行こうかなー?










「おはよう、アキ」



「………?」










オレの頭をポンと誰かが叩き後ろから声がしたので、振り向くと……

とても顔が整ったヤツがオレに微笑んでいた










誰だ、コイツ……










オレは、オレの頭の上に手を置いてある男の手を払い

オレの……いや、アキの下駄箱を探した










「…………?
どうした?」










なんだよ、コイツ……

どこまでオレについてきやがる……


てか、アキの下駄箱どこだ?



オレの下駄箱は、アキに伝えてあるから大丈夫だとして……

オレは、アキの下駄箱知らねぇからな……







「アキ……?
ほら、アキ来いよ

また、お前の下駄箱の中ラブレター入ってんじゃねぇか?」











アキの……!?










オレは、男のとこに歩いて行って
男が叩いている下駄箱に手をかけた


すると………









バサバサ………









下駄箱を開けると……

バサバサと紙…いや、手紙か……


手紙が何枚も落ちてきた










なんだ、コレ………












オレは、手にとって手紙の中を見ると……

手紙には………



気持ち悪ぃ言葉がズラリと並んでいた

他の手紙も同じ感じだった










「うわぁ……
マジ、モテるなぁ……アキは

まあ、全て男からだけどな?」












男は、オレの頭に腕を置き
上から、オレが見ていた手紙を覗いてきた





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