秘恋・ヒメコイ・

「はぁはぁ・・・」

全身が痺れる周りの音が聞こえなくなってきた・・・

「紹也!紹也!」

遠のく意識の中最後に聞こえてきたのは柏木の声だった

「ん?ここは」

知らない真っ白な天井

「柏木?」

両手をしっかり握って寝ている柏木が居た

時計の針は夕方の5時になるところだった

「紹也?」

「柏木、俺はなんで病院に?」

「え?おぼえてないの、今川ちゃんの元彼にやられて」

「今川?」

「え?」

「柏木の友達か?」

「なにいってんのよ!後輩の今川希美ちゃんよ!」

「後輩?」

「本当に忘れちゃったの」

「部長・・・」

「ん?柏木の友達か」

そこに立っている同じ学校の女の子のことが俺にはわからなかった
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