秘恋・ヒメコイ・

思い出せない気持ちの向かう先に


それから一ヶ月後無事に退院して

季節はもう少しで夏が終わりそうだった

「部長!」

「今川さん?」

「退院したんですか?」

「あぁ、今日から学校だよ」

「良かった元気になって・・・」

「ありがとう」

「いえ!じゃあまた部活で」

「はい!」

彼女を守ろうとして俺は・・・

「紹也!」

「あ、柏木、おはよう」

「今の今川ちゃん?」

「ああ、部活でって」

「記憶は戻らなかったか・・・」

「本当に俺はあの子が好きだったのか?」

「そうよ」

「そっか」
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