貴方の事を奪いに来たの。
「いいじゃん、百合モテるんだしさ。」
「そんな事ないから。」
「じゃぁ、高校入ってから何回告白された?」
「…10回?くらい?」
あたしの返事を聞いて日菜子は眉間に皺を寄せながら
ほらそれでモテないとか嫌味だからね、と言われた。
「てかさ、サッカー部で良い人いないの?」
「いや、そんな事考えた事ないし…」
「え、だってあんた噂あるのに。」
日菜子の発言にあたしはびっくりして、日菜子を勢いよく見た。
何…噂って…。