ラグタイム2号店
さっきまではフツーに話してたのに、いきなり彼女ができたかって…。

「ったく…」

俺は息を吐くと、スマートフォンを充電した。

「さて、風呂に入るか」

そう呟いた後、俺はバスルームへと足を向かわせた。

「彼女か…」

頭の中に、静絵の顔が浮かんだ。

店が終わった後に静絵と会うことが最近の楽しみになっている。

静絵と話をするのは楽しい。

静絵と過ごす時間は楽しい。

「静絵はどうなんだろうな…」

3つも年上の俺のことを、静絵はどう思っているのだろうか?

そう思ったら、胸がチクリと痛んだ。
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