【短編】 happiness
小学校に通うようになると
毎朝、同じ時間にベルが鳴る。
寝坊な俺はいつも待たせてしまうけど
美晴ねぇちゃんが笑顔で俺の手をひいた。
赤と黒の
担いでいるのか担がされているのかわからない
ランドセルを並べて
4年間、同じ道を二人で歩いた。
毎朝、同じ時間にベルが鳴る。
寝坊な俺はいつも待たせてしまうけど
美晴ねぇちゃんが笑顔で俺の手をひいた。
赤と黒の
担いでいるのか担がされているのかわからない
ランドセルを並べて
4年間、同じ道を二人で歩いた。