【短編】 happiness
小学校に通うようになると

毎朝、同じ時間にベルが鳴る。


寝坊な俺はいつも待たせてしまうけど


美晴ねぇちゃんが笑顔で俺の手をひいた。


赤と黒の

担いでいるのか担がされているのかわからない

ランドセルを並べて


4年間、同じ道を二人で歩いた。
< 3 / 20 >

この作品をシェア

pagetop