ミクと僕の未来
第1章

第1節

登場人物紹介

平石達也
この作品の主人公 未来《ミク》の恋人で、いつも周りには仲間の笑顔が咲いている。幼少に両親が他界し、ミクとは隣近所の付き合い。27歳

平石未来 《ミク!》
達也のフィアンセにあたる。幼少より達也を慕っている。文武両道で明るく元気が良い。24歳

早川梓、達也の妹で可愛いものが大好きで
ミクのことも姉のように慕っている。手先が器用でぬいぐるみや洋服を作
ったりする。お姫様 みたいな女の子。23歳

大鷲明子、達也の幼なじみ25歳

第1話
僕と彼女が出会い。

僕が、彼女と出会ったのは小学校の卒業式の帰り道だ。梓の小さな手を引いて、帰宅する途中だった。
両親は、小3の頃に交通事故で他界した。梓にしてみれば、幼稚園の年少組だから、記憶がない。
自宅は、日本庭園付きの大豪邸だ。両親が資産家だったため金には不自由は無い。
千本桜の桜並木の下を通って帰っていると、一人の少女が声を掛けてきた。
「 ねぇ、一緒に帰りたい、いいでしょ?」というと、構わんが家にきても何もないよと答えた。
彼女の名前は、佐藤ミク《後の平石ミク 》だ。
家の隣近所に住んでるお嬢様だ。
僕は、ミクと梓のてを引いて帰路についた。

第2話
仲良し三人組

帰宅した僕達は、 部屋でゲームをしたり、カラオケしたりと、くつろぎ始めた。
梓にも自室があるが、ここがお気に入りのようだ。達也がある提案した
《桜がきれいだから花見をしないか》
と言ったとたんにミク達が満面の笑顔で賛成と返事をした。
皆は、一番いい服で、おしゃれをし始めた。達也は、自分の、支度をしながら、梓の身支度を手伝った。
ミクは、桜色のワンピースにおめかしをして化粧を始めた、隣近所といえども、住み込みをしている。
3人が身支度をしていると、家族に見えて微笑ましかった。
実際に家族みたいなものだが、気にしていない。
会話が弾み、弁当を作ったりと談笑が絶えない。
そこへ、明子が私も「お花見する」とおめかしを始めた。
皆で談笑しながら、千本桜の花びらが舞っていた。
僕達を歓迎するように春の木漏れ日に包まれて花見に出かけた。

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