この関係をやめたい。
「あ、そういえばさっきあたしたちの学校の制服の男子が出てきたんだけど見た?」




ゴミを捨てて自転車の後ろに乗る。




「んー、見てねぇな」




ずるずると苺ジュースを飲みながら自転車を漕ぎ始めた。




「なんか、見たことあるんだよね。凄く印象ある」




「勘違いだろ」




いや、あれは勘違いじゃない気がする。




でもそれは楓に言う気になれなくて言わなかった。




―――



それからは今日の授業はなに、だとか帰りにどこか寄って帰ろうとか話していると学校についた。





「じゃあ昼な、そっち行く」





あたしと楓は隣クラスでお昼の時は楓が迎えにきえくれる。





「ん、じゃあね」
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