一途な二人
それから、俺とことりは一緒に帰り、一緒に登校した。
学校では、なるべくことりと一緒に行動し、夢を避けていた。
放課後になり、ことりの机の中には夢かららしき手紙が入っていた。

『昨日言ったこと忘れたの?さっさと別れろ、どブス女!ブスは蒼汰から離れろ!言いたいことあるから、昨日と同じ場所に来い』

なんて、生意気な女なんだ。
ひっぱたいて泣かしてやりたいが、さすがに手を出すのはだめだよな。
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