すべてが思い出になる前に
「大変だな、これから。俺らは友理奈を応援するよ‼︎」
涼太の言葉を受け、友理奈はうんと頷き笑顔を見せた。
「自慢だよな、仲が良い幼馴染が地元で有名になるってさ」
照史は4人を見てしみじみと話すと、友理奈が割入って来た。
「私もみんなのこと自慢だよ‼︎涼太と翼はテニスでプロ目指してるし、照史はバレーで活躍してる。茜は勉強が出来る。私には無いものをみんな持ってるから、負けない様に頑張らないと♪」
ガッツポーズを見せた友理奈に対し、茜はケラケラ笑う。
「そうだね、私も頑張らなくっちゃ‼︎もうそろそろ帰る?電車無くなるよ‼︎」
一斉に席を立ち上がり、片付けた後eagleを後にした4人は電車のホームに向かった。