すべてが思い出になる前に




「そんなお互いを知り尽くした者同士が結婚する事に、幼馴染として嬉しく思います。これから2人で手を取り合い、励まし合い、幸せな家庭を築いていってください。 お2人の幸せを心から祈っております。本日は誠におめでとうございました」



照史の友人代表スピードが終わると、盛大な拍手が巻き起こった。



「ありがとう照史、お疲れ様‼︎」


「おぅ‼︎」



照史は新郎の席へ向かい、涼太が右手をグーにして前に出した。フッと笑った照史は涼太とグータッチをした。



写真撮影になり、新郎新婦の周りに茜や翼が集まってくる。



「友理奈、すごい似合ってるね♫」


「ありがとう‼︎」


「あと独身なのは、俺と茜だけか…」


「えっ⁉︎次は私だから‼︎」


「茜はブーケキャッチしたもんね‼︎」



友理奈は笑って翼と茜の3人で話していた。






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