すべてが思い出になる前に
2人は車に乗り込み、シートベルトを装着。涼太は車のエンジンをかけた時だった。
友理奈はそっと涼太の頬にそっとキスを落とした。
見つめ合い照れる友理奈に、涼太は怪しげに口角を上げ、ニヤリと笑いながら咄嗟な行動に出る。
「それだけじゃ足りない」
「えっ⁉︎」
強引に唇を重ね、甘い吐息が溢れた。
これからも一生をかけて二人の想い出を積み重ねていきたい。
傍で笑ってくれるキミとこれからどんな未来を歩んでいくのか、今からとても楽しみだ。
どうか、私達の歩む未来が、明るいものでありますように──。
- END -