すべてが思い出になる前に
『そろそろ時間だし、外出ておくか‼︎』
「そうだな」
コンビニで棒アイスを買い、食べながら外へ出た途端に熱風が襲いかかる。
『やっぱあっちーな』
暑さに耐え切れずもう一度コンビニの中へ入ろうとした途端に、路地から「キャー‼︎」という悲鳴が聞こえた。
「なんだなんだ?」
白いセーラー服を着た女子生徒が、男性2人に声をかけられていた。
腕を引っ張られ、解こうと必死に抵抗していた。