僕と君
pege 1


こいつと出会わなければ、出会わなければ。





水原泉、我ら桜坂女子高校の敵でもある。
(*勝手にはるが思ってます。)


そもそも桜坂高校は桜坂女子高校との連携高校であり文化祭を始め、修学旅行などイベント行事では毎年共に開催している。


そこでそのイベントを行う縁の下役である生徒会で今日も議論が繰り広げる。


やつ(←)と出会ったのは生徒会顔合わせの4月春だ。


「「こんにちは―」」

お互い握手をし、軽く挨拶する。


「こんにちは、私桜坂女子の生徒会長の佐々原はると申します、よろしくお願いいたします。」


「こんにちは、桜坂高校生徒会長の水原泉で~す!はるちゃんだっけ?可愛いね。」


男嫌いでもあるはるはそんな事お構いなくすぐ手をひっこめた。


初対面の人に可愛いと呼ぶ上に、チャラい。なんでこんな奴が...


そう思い、共感を覚えるわが生徒会グループの皆を見た瞬間もつかのま、



「やべえ、やべえ、イケメン!!!!!!!!!!!!!!」

「だよね、きょーちゃん!ラッキーイエ―イ!」


っておいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!



何見とれてやがるんだ!わがグループどもよ!


よし、わが桜女子会計麻里子様は!


「顔100点、身長、座高、学歴100点。ふ、パーフェクトだわ!」

ってなにがっついてんだよ!!!!!!


もう!!!!!!!!!!

我ら桜女子高校生徒会の危機じゃないかよ!!!!!!!

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