好きって言ってもいいですか…?【完】
「私ね…卒園してから胸がぽっかり空いちゃったみたいで何か足りなかったの。
駿くんと会えなくて寂しかった。」
私が一人の世界にいたのを連れ出してくれたのは駿くんだったから…
私にとって駿くんは太陽みたいに眩しくて…でも太陽が無いと人間は生きていけない。
だからこの日のためだけに頑張ってきたんだ。
「駿くんは私に声をかけてくれた時から私のヒーローなんだからね?」
「ヒーローとかやめろよ…照れる。」
よかった。
駿くんは何も変わっていない。
やっぱり私のヒーローだ。
駿くんの一言で私はここまで一喜一憂するんだから。