卒業 〜先生、さよなら〜【短編】

自分でも、ほっぺたが熱くなって
ドキドキしたのが分かった。


それから先生の雑用係は
なぜか私になった。





普段の学校生活では本当に無口で
隙がなくて。

でも放課後の雑用時間は
少し拗ねた顔や楽しそうな顔をする。


きっと生徒の中では私しか知らない1面。

私はそのギャップにドキドキしていた。


でもこの時はまだ恋とかそういうのでは
なかった。
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