アシスタント!!
気恥ずかしそうに、直見が口を開く。
「映にもきちんと、報告しないとと思って。那住先生と、お付き合い、していい?」
「えっ?まだ付き合ってなかったの??てっきり今の空気だと結婚の報告だとばっかり」
ぽかんとし、みるみる赤くなる直見。
「やっぱり、そうなんですね」
巧は独りショックを受けていた。仕事でミスをして、
詫びに来たついでにもう一度チャンスをもらおうと思っていたようだ。
その矢先に失恋した。
「い、一応、再婚するって話には、なってるけど」
もじもじする。
「じゃあ、いいじゃん。結婚しちゃえば。付き合うもなにも、お互いのこともう分かってるだろうし」
仕事場に来たこともなくても、相手をよく知らなくても、母の空気で幸せなのは分かるようだ。
「い、いいの??」
むしろあっけらかんとした息子に戸惑う。今の子は、こんなもんなのか。
「今や飛ぶ鳥を落とす、人気漫画家の親父なんて、鼻高いじゃん!女優にも、会えるかもしれないんでしょう?」
にやにやしながら巧を見て皮肉る。
「ぼ、僕だって!売れたかったさ!!」
当時のことは、もちろん映は知らない。が、大体の察しはついていた。
「まずは、器を、磨かなきゃ、ね!そのうちいいことあるって!!」
「映にもきちんと、報告しないとと思って。那住先生と、お付き合い、していい?」
「えっ?まだ付き合ってなかったの??てっきり今の空気だと結婚の報告だとばっかり」
ぽかんとし、みるみる赤くなる直見。
「やっぱり、そうなんですね」
巧は独りショックを受けていた。仕事でミスをして、
詫びに来たついでにもう一度チャンスをもらおうと思っていたようだ。
その矢先に失恋した。
「い、一応、再婚するって話には、なってるけど」
もじもじする。
「じゃあ、いいじゃん。結婚しちゃえば。付き合うもなにも、お互いのこともう分かってるだろうし」
仕事場に来たこともなくても、相手をよく知らなくても、母の空気で幸せなのは分かるようだ。
「い、いいの??」
むしろあっけらかんとした息子に戸惑う。今の子は、こんなもんなのか。
「今や飛ぶ鳥を落とす、人気漫画家の親父なんて、鼻高いじゃん!女優にも、会えるかもしれないんでしょう?」
にやにやしながら巧を見て皮肉る。
「ぼ、僕だって!売れたかったさ!!」
当時のことは、もちろん映は知らない。が、大体の察しはついていた。
「まずは、器を、磨かなきゃ、ね!そのうちいいことあるって!!」