シュガーライフ

第2章

第１節

第１話
初めての恋

桜が満開の季節に胸を踊らす、一人の少女が両親と朝食をとっている。
友達は、できるかなぁ、部活は何部にしようかなと笑顔で両親に相談してる。
ゆっくりするのもいいけど時間大丈夫？と母親の有希が声をかけた。
《いけないもうこんな時間、行ってきます》と慌ただしい様子だ、少女の名前は、白川志帆、この作品の主人公だ、満開の桜の下で、「わぁ、きれい気持ちいい」と背伸びをひとつした。桜に見とれるのは勝手だが、入学式に遅れるぞ、と一人の男子生徒が
いた、生徒の名前は、黒崎隆介、隣町引っ越してきた、志帆の幼なじみだ、待ってよ、一緒に行こうよと笑顔で問いかける志帆に、わかったと足早に通学した

第２話
恋の始まり
クラス発表を見て、隆介と一緒になって安心した志帆は、《 クラス一緒だね、よろしく》と会話をしながら、教室に入って行く志帆を横目に、平然としている隆介は、《まあ、あまり羽目を外すなよ、お前は、たまに抜けてるからな》と返事をした。
志帆は、ほっぺたを膨らませて、プイと横を向いた、志帆の照れ隠しなのかも知れない、そこへ、黒髪の美少女が、声をかけた。相変わらずねぇと自然に溶け込む、彼女の名前は、桐谷秋帆、フランス留学から帰国してきた、まあなと隆介が返答する。
志帆は、少し嫉妬した様子だ。「志帆そんなにそっぽ向くなよ、可愛いやつだ」と言うと、志帆のほっぺたが桜色に染めていた。春の日ざしに包まれて、志帆の胸が、きゅんとなった、志帆は、馬鹿とか細い声でささやいた。初めての恋が始まった瞬間だった、春の木漏れ日に包まれて、学園ライフがスタートした。