梅に鶯 ~新選組と私に刀~
将軍警護 当日




悠真は、徳川家の警護人らの所へ配属


俺達とは、離れた位置になった



二条城に到着すると




「少し、悠真を借りるが、よいか?」




家茂様の側近が言った



「はい」



近藤さんが返答すると


悠真も一緒に城へ



俺と総司が残り、待機する









しばらくすると




俺達も呼ばれた







「悠真を江戸に連れて帰りたい」





家茂様は、悠真が痩せたことを

ものすごく気に病んでおられるのだ


元々、年明けに江戸へ帰るはずが


新選組に入り、このように


目に見えて痩せたんだ


暴力のことやなぜ雪の中にいたかを
知らないにしても


心配になるはずだ








「私…   江戸に帰りたい」














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