梅に鶯 ~新選組と私に刀~
その数日後



殿内義雄を暗殺すべく

早朝


四条大橋付近にて、総司と待ち伏せ



ザシュッ    ザシュッ


「うあぁぁぁーーー」


旅支度で、刀を袋に入れたままの殿内を

2人で斬った





総司は、初めて人を殺めた






「おはようございます」



振り返ると、にこにこ顔の悠真がいた



!!!!  見られた…




「お二人共、こちらについて来て下さい」



人気のない道を通り

屯所の裏口にたどり着く



「暗殺に早朝は、おすすめできません
それから、刀を仕舞っている相手に
2人かかりとは、あまり関心しませんね
どちらか一方で十分だと思いますが?」



「…すみません」


「…すみません」



ニコリといつも通り笑って



「刀の手入れはキチンとしないと
錆びますよ
では、失礼します」




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