梅に鶯 ～新選組と私に刀～

２度目の休憩


悠真が芹沢さんの刀を見ていた

楽しそうだな…



「歳！妬くな！」

「は？」



妬くかよ…







大阪に到着して、宿割りされた


「近藤さん　覚えてます？」

「もちろんだよ！」

「では、近藤さん達が帰る前に
ぜんざい食べましょうね！！
迎えに来ます！」

「なあ？お前丸腰で大丈夫か？」

「ん？ああ！刀なら持ってますよ！
重いから、持ち歩きませんけど！」

「……」


返す言葉がみつからねぇ…


「悠真の刀って、凄そう！！」

「普段のは、そうでもないですよ
軽めで短いですから」

「今度見せてくれよ！」

「構いませんよ！機会があれば！」

「悠真の宿は？」

「私は、広沢さんと城に泊まります」

「「「ええーー！！！」」」

「ふふっ　家茂様とも仲良しなんです」


皆と仲良く話しをしているが

何者なのか

まったく読めねぇ…



「悠真は、どこに属しているの？」



総司が皆の疑問を聞いた



「どこって事は、ないです
容保様　家茂様　慶喜様　天子様とか？
なんとなく、可愛がられてますから」



……天子様にまで？



「そろそろ行かなくちゃ！
では、失礼します！また明日！」




小走りで、広沢さんの所に戻って行った