梅に鶯 ~新選組と私に刀~
暇つぶししませんか?
永倉目線
【永倉新八】
京に戻ってから、仕事続きだった
久しぶりの非番
俺は、京の町を探索していた
「生意気なぁーーーー!!!」
非番とはいえ、騒ぎを見過ごすわけにはいかず…
人だかリに割って入る
「生意気と言われましても…
こちらの娘さんは、嫌がってますから
お辞め下さい」
「小僧!!!まだ言うか!!!」
小僧…と、呼ばれたのは、悠真
気位高い浪士に絡まれた娘を助けようと
出たらしい
浪士が刀を抜くため、娘から手を放すと
その隙に悠真が娘を逃がす
抜かれた刀が振り上げられた時
俺は、助けようと前に出た
が…
浪士の刀が振下ろされることはなかった
浪士の顔には、悠真の刀が突きつけられていたからだ
「見逃してあげます
でも、次にこのような場面に出会えば
貴方を斬ります」
浪士は、すごすごと逃げて行った
「永倉さん!!こんにちは!!」
「よう! 俺の出る幕ではなかったな!」
「見てたなら、助けて下さいよ!」
「助けようとしたら、お前が抜刀してた」
ああ!と納得したようだ
「今日は、お休みですか?」
「あぁ 町並みを覚えておこうかと
探索してたんだ」
「つまり!?暇なんですね?」
「まぁな」
「なら!暇つぶししませんか!?」
「おぅ!いいぜ!!!」
懐っこいなぁ~と、思いつつ
俺の返事に喜ぶ悠真が、可愛くて
下の兄妹を思い出した
京に戻ってから、仕事続きだった
久しぶりの非番
俺は、京の町を探索していた
「生意気なぁーーーー!!!」
非番とはいえ、騒ぎを見過ごすわけにはいかず…
人だかリに割って入る
「生意気と言われましても…
こちらの娘さんは、嫌がってますから
お辞め下さい」
「小僧!!!まだ言うか!!!」
小僧…と、呼ばれたのは、悠真
気位高い浪士に絡まれた娘を助けようと
出たらしい
浪士が刀を抜くため、娘から手を放すと
その隙に悠真が娘を逃がす
抜かれた刀が振り上げられた時
俺は、助けようと前に出た
が…
浪士の刀が振下ろされることはなかった
浪士の顔には、悠真の刀が突きつけられていたからだ
「見逃してあげます
でも、次にこのような場面に出会えば
貴方を斬ります」
浪士は、すごすごと逃げて行った
「永倉さん!!こんにちは!!」
「よう! 俺の出る幕ではなかったな!」
「見てたなら、助けて下さいよ!」
「助けようとしたら、お前が抜刀してた」
ああ!と納得したようだ
「今日は、お休みですか?」
「あぁ 町並みを覚えておこうかと
探索してたんだ」
「つまり!?暇なんですね?」
「まぁな」
「なら!暇つぶししませんか!?」
「おぅ!いいぜ!!!」
懐っこいなぁ~と、思いつつ
俺の返事に喜ぶ悠真が、可愛くて
下の兄妹を思い出した