梅に鶯 ~新選組と私に刀~
予想通り、少しして


バタン



朝比奈さんは、寝てしまった



悠真も結構飲んでいる


そして、広沢さん、佐々木さん


桁違いに飲んでいる



広沢さんが、踊りをせがむ悠真から逃げて



俺の隣へ



「なぁ 近藤…
新選組は、嫁を貰うとどうなる?」




広沢さんも気づいているのだろう


永倉、歳、総司の気持ちを…



「ここに住まわせる訳にはいかないので
別宅を構え、通勤ですね
ですが、ほとんど家に帰れないでしょう」



「そうか…
ここの誰かと、悠真が恋仲になれば
いいなぁと、いらぬ世話だが…
悠真が可愛くてな
なんとか、してやりたいのだ」



「そうですね 妹のようですね」



「ああ もしも、悠真が新選組の誰かと
恋仲になったなら……
結婚を許してやってくれないか」



「もちろんです
悠真は、護身術もある!料理も旨い!
ここで、一緒に暮らせたらいいですね」




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