梅に鶯 ~新選組と私に刀~
翌日




女装で、団子屋にいると



「こんにちは!
ご一緒していいですか?」



……なんで!?





「あ!逢い引きみたいですね!」




女の悠真が、男装


男のワイが、女装



こんな逢い引きいやや……




「山崎さんのお仕事って、おもしろそう!
それに、とっても可愛いです!
本物の娘さんですね!!」



ニコニコとワイを見つめては、可愛いと

繰り返す








「悠真、こちらは?」


なんちゅうこっちゃ

広沢さんやんか!!!


「やっ……八重さんです」


上手く誤魔化してくれた


「ほぉ?悠真に女子の友達がいたとは…」


「失礼ですよ!広沢さん!!
私だって、こんな格好してても女子なのですから!」


「八重さんとは、どこで?」


「「 え 」」


悠真はんが、チラリとワイを見て


「ほら! 踊りのお稽古で一緒なんですよ
ね!八重さん!!」

「へぇ そうなんです!」



広沢さんが、ため息を漏らし



「どうでもいいが、八重さんに変な噂が
たてば、嫁にいけないだろ?
2人で会うなら、きちんと女子として
会うべきだぞ!」


「そうですね!気をつけます!」




冷や冷やしながら、3人で団子を食べ


お茶を飲む



別れ際




耳打ちされた





「山崎さん、向かいの店見張っているんでしょ?
でしたら、働き手を探しているそうなので
潜入したらどうです?」




そこまで、バレてんのかい!!!





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