梅に鶯 ~新選組と私に刀~
京に戻り、しばらくすると


政変の褒美が、会津から出た


それを受け取りに、黒谷へ


新選組を拝命してからも、相変わらずの


門前払いに合う



「こんにちは!」



このデカイ声は、悠真だなって、右向いて

目を見開く



「なんですか?」



初めて女装、いや、本来の姿を見た




「わぁ!!悠真!!可愛い!!」

「うむっ!よく似合うぞ!!」

「ほぉ いいじゃねえか!」

「可愛いな!」




悠真は、しれっとしていて



「はいはい そんなに無理に褒めてくれなくて、いいですよ!
さぁ、行きましょうか?」


「どこに?」


「あれ?容保様に会うのかと?」


そうだった……


「私は、今から容保様の姉君と琴を
弾くんです!途中まで、一緒に行きましょう!」




あんまり悠真が可愛いくて

見惚れるのは、俺だけではない






「歳、見すぎだぞ!!」



なぜだか、近藤さんに注意されたのは


俺だけ










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