梅に鶯 ~新選組と私に刀~
悠真に、一緒に戦おうと言えず


やはり、心配で


悠真に怪我をして欲しくなくて


刀を手放した悠真に、どこか


安心している





悠真のしたいこと



悠真の夢を俺は、否定したんだ




自分は、やりたいように生きてきたのに





「しょっぱい?」


「いや、うめぇから…」


悠真が、俺の頬を流れる涙を拭いてくれた


「家茂みたい…ふふっ
私を心配するとこも
私の為に、泣いてくれるとこも
ありがとうございます
さっ!食べましょう!!」


悠真には、俺の心はお見通しなんだ



「あっ!私ね!医術の勉強始めたの!
ほら!刀がなくても、守れるかなって!」



「悠真…すごいね!新選組に医務方がないから、よろしくね!!」



「はい!!!」





悠真の太陽のような笑顔が

ちゃんと見れてよかった!














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