梅に鶯 ~新選組と私に刀~
【原田左之助】




池田屋から、ひとつき

毎日、新選組へ看病に通ってくれたが

気になった



「悠真、少し休め」




皆も同じ思いで、一日休み


顔を出した日、重傷者が亡くなった



悠真が、必死に呼びかける姿が

なんとも痛々しくて

俺は、泣いてしまった


悠真だって、泣いてないのに





それからすぐのこと

長州が御所に大砲を放ち


御所を守る為、新選組が出動した



悠真は、広沢さんに連れ戻された



悠真の事だ


明日も来る



怪我なんて、してたら


悠真が悲しむ









「てめえらぁー怪我すんなよぉー!!!」








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