梅に鶯 ~新選組と私に刀~
「皆さん、とっても大変な戦いだったんですねぇ…」


手入れ指導を終え





俺の部屋で、迎えを待ちつつ、くつろぐ





ふと、悠真の手を見ると

物凄いあかぎれ


俺は、悠真の手に触れた


「働き者の証だな」


悠真の顔を見ると、悠真も俺を見ていた


ドクン ドクン ……



「悠真」



俺は、悠真にソッと口づけをした


俺は……悠真に惚れている



自分の気持ちに、口づけをしてから

確信を持つ



右手は、悠真の手に触れたまま

左手で、悠真の頬に手をやる


顔を近づけると、悠真の瞳がゆっくり

閉じる



俺は、ちょっと強引に、舌を入れた



悠真が拒まないので、同じ気持ちなのだ


そう都合良く思った



唇を離すと悠真を抱きしめた




「悠真 お前に惚れてる」




ソロッと悠真が、俺の着物に

両手を触れ、ぎゅっと持つ



体を離して、悠真の顔を覗く



真っ赤で、恥ずかしがって

俺と目を合わせてくれない



そんな反応も俺を想ってくれているようで



もう一度、ゆっくり口づけをした






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