✡。:*寵愛姫✡。:*
類「そんな奴らを支えてあげる、原動力となる、そんな役割を陽愛さん、貴方にしてもらいたいのです。」

うちがみんなを支える…?

そんなことできるのかな…。

うちにそんな大きな役割担えるの?

蓮「陽愛はそのままでいいんだ。俺達の隣でバカ言って笑ってさえくれれば。」

「そんな、そんな簡単なことでいいの?」

蓮「それだけでも心救われるんだよ。みんな。」

クシャっと髪の毛を撫でて言ってくれた蓮の一言で私の心は固まった。

「うち、みんなの仲間になりたい。いや、なる。」

そう言うとみんなホッとした顔をしていた。

健「ようこそ、俺達のお姫様。」

お姫様?!

「え、お姫様じゃないよ?一般ピーポーだよ?」

健「だって、俺達のとこ女の子いないもん!それに、陽愛はお姫様に決まってるもん。」

決まってるの…?

「てか!女の子いないんかよ!?」

これじゃあ女の子とお友達になれないな~。

まっ、いっか。

めんどくさいし、女の子って。

健「女の子の友達欲しいの?」

「ん?もう、自己完結したからいらない(ニコッ」
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