✡。:*寵愛姫✡。:*
まぁ、そりゃ7個あったケーキをものの数分で食べ終わったんだからそんな顔されても当然か。

「何かおっしゃりたいことでも?」

春・健・隼「「「無いですっ!!!!」」」

声を揃えて首をブンブンと横に振るその様は滑稽以外のなんだというのか。

例えるならひな鳥みたいな感じ?笑

その後は春と隼人と一緒にゲームに熱中して終わった。

途中で健人が乱入してきて春と隼人が殴っていた。

なんでも、もうすぐクリアするとこで邪魔してきてGAME OVERになってしまったらしい。

殴られる健人を見てざまぁみろなんて思ったのは内緒です。

ふと、前にもこんな光景を見たような気がした。

なんだろ、これ。

たまに頭に流れてくる声、映像。

これはうちの記憶の一部…?

今みたいにみんなはしゃぎあってて、それを笑って見てる金髪のカレ。

彼の顔がぼんやりとして全然見えなくて歯がゆい。

その笑い方は心地よくて、でも、何か心をギュッと締め付けるものがあった。

ねぇ、あなたは誰?
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