✡。:*寵愛姫✡。:*
ショッピングモールに着くとそこは人で溢れていた。

まあ、流石に土曜日だと混むよね~…。

「蓮、人混みとか平気??付き合わせちゃってごめんね?」

蓮「いつも、女どもが群がってくるから慣れた。べつに、俺が来たくてついてきたんだから気にすんなよ。」

そう言って頭をポンポンしてくれた。

キュッと胸が苦しくなった。

うちはこの感情を知ってる。

でもなぜか心がストッパーをかける。

【これ以上はだめだ】と。

考えこんでいるといつの間にか蓮が数歩歩いたとこで待っていた。

あれ?いつの間に…?

蓮「水着買うんだろ?ほら、さっさと行くぞ。」

「ごめんごめん!行こっか!」

そう言って小走りで蓮の隣に並ぶと手を繋がれた。

「へ?!」

蓮「陽愛、迷子になりそうだからな。」

そう言っていたずらが成功したかのように笑った。

うううっ!ムカつくけどカッコイイ…!

でも、あながち間違いじゃないから否定出来ない。

ショッピングモール内を進んでくと沢山可愛いお店があった。

後でちょっと見に行こっかな~♪

そして今日の目的である水着ショップに着いた。
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