✡。:*寵愛姫✡。:*
流石に女物の水着が売ってる場所に蓮を連れていくのは可哀想なのでお店の近くで待っててもらった。

どーしよっかな…。

可愛い水着が多くて目移りしちゃう。

けど、蓮が待ってるし急がなければ。

店員さんにもアドバイスを貰い候補を1つに絞った。

ビキニで黒をベースに花をあしらったものになっていて下はシンプルに黒色になっていて大人っぽいものになっている。

試着をしてみるとサイズもぴったり。

ただお腹周り気になるなぁ…(泣

海までに身体絞らなければ…。

ササッと水着を買ってお店を出るとある一角が女の子の群れができていた。

え、多分蓮だよね…?

カッコイイもんね、蓮。

女の子が方って置かないよね。

一瞬、モヤッとした感情が心を染めた。

蓮がすっごく嫌な顔をしていてそれを見てホッとした自分がいたことに驚いた。

っ…!

ダメだダメだ。

考えるな、自分。

うちは、“もう”恋はしない。

フッと頭をよぎった記憶。
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