LOGICAL PURENESS―秀才は初恋を理論する―
「まったく一緒ですね、昨日のぼくと」
「海ちゃんのほうがなまなましかったけどね」
「年齢相応です」
「超恥ずかしかったろ?」
「死にたかったですよ」
ぼくはずっと、性別や年齢に関係なく、人との接触を拒んできた。
両親との間にさえ、壁のようなものを作った。
高校に上がって総統や瑠偉と知り合って、少しマシになったけれど。
【女性に触れたのは初めてだった】
「え、うっそ~、モテそうなのに」
「容姿とステータスだけはね」
「初めて揉んじゃった感想は?」
【柔らかかった気持ちよかったおっぱいもっとさわりたかったおっぱい見てみたかったもっと知りたかっ……】
「変な誘導尋問はやめてください! 本当に、シャレにならない!」