キミに…Kiss

「…………」


「部屋だけじゃなくて…陸とも久し振りかな?」


俺の顔を見て頬笑み、美華が何事もなかったように部屋に入ってきた。


「勝手に人の部屋に入ってくんなよ!」


「陸に今日は話したいことがあって、翔と一緒に来たの」


ゲームをしてる俺の隣に長い髪の毛を手で押えながら、美華が腰を下ろした。


「俺はお前と話すことなんてねぇし…」
< 149 / 321 >

この作品をシェア

pagetop