キミに…Kiss
どんなに願っても、時間は止まってはくれない。
願いとは反対に虚しく、あっと言う間に過ぎ去っていく…毎日。
その間、俺はいろいろ考えながらもやらなきゃいけないことが山積みだった。
そんな俺の隣でいつも笑ってばかりいる愛理。
その顔を見るたび、胸の痛みもひどくなって…終業式の帰り道。
「陸、元気なくない?風邪でもた引いちゃった?」
「引いてねぇよ」
「そう?よかったぁ~!ねぇ、ついに明日だね。あたし、いっぱいオシャレして行くから!」
頼むから、そんな嬉しそうに笑うなよ。
俺はお前に明日──・・・