キミに…Kiss
「このままなんてイヤだよ…」
泣き疲れたあたしはケータイの画面に涙で歪んで見える『陸』の文字を見ながら
いつの間にか、泣き疲れて眠ってしまっていた。
その時、夢の中に大好きな人が出てきた。
『1人で行かないで!』
声をかけると夢の中で、一瞬だけ陸がこっちを振り向いてくれた。
けど、別れ際と同じくらい
やっぱり寂しそうな顔をしていて。
寂しいのも、悲しいのも…あたしじゃないの?
あたし達、このまま…終わりじゃないよね?