キミに…Kiss

はじめてもらす本心。


「じゃ…なんで愛理に別れるなんて言ったんだ?」


「今の俺はアイツにそう言うしか…どうしょうもなくて…」


いくら考えても、俺には他に選択肢はない。


アイツのことだけを想い、胸が張り裂けそうな気持ちを我慢しながら告げた別れの言葉。


愛理の父親の大きな瞳を見て、誰にも言ってない…その本当の理由をはじめて告げた。



「年が明けたら、すぐに俺…日本を離れないといけないから」

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