キミに…Kiss

「……ってぇ」


背中に受けた突撃は、まさにイノシシそのものだった。


「ハハッ。今日は一段とすごかったなぁ!」


龍二の笑顔がさらに俺をムカつかせる。


「キャハハッ!ビックリしたぁ?」


「…………」


今さらビックリするかよ。


バカ女が嬉しそうに俺の顔を下から覗き込んでニコニコと笑う。



今日までお前の突撃を俺が何千回…


いや、何万回受けてると思ってんだか。

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