キミに…Kiss
───チャリンッ…
走った振動でペンダントが首元で音を立てた。
それははじめて大好きな人からもらった…最初で最後のプレゼント。
あれから1度だって外したことないよ。
なにがあっても外せない。
シャツから飛び出たシルバーのチェーンを強く握り締めた。
それだけで陸を感じて胸がジーン…と熱くなる。
陸があたしのことを忘れても……。
あたしが絶対に陸を忘れないから!
そう…この首元で光る星に誓ってるんだ。