キミに…Kiss
そして、式が終わりクラスに戻ると──・・・
「3人で同じクラスになったお祝いに遊びにでも行かね?今日、オレ部活もないし…」
「なんのお祝いすんのよ?それにお祝いするなら、あたしは愛理と2人でするし」
龍二くんの提案に眉を下げて、さっちゃんが冷たく却下した。
「さっちゃん、相変わらず冷たくね?」
「冷たいのはあんたにだけ。限定ですから!」
「イテッ!胸のハートにひびが~。愛理ちゃん、さっちゃんがオレに冷たすぎるぅ~」
「ハハッ」
大好きな人がいなくなって…もう3か月。
過ぎていく時間と共に、周りも少しずつ変化していた。
なんだかんだ言って、最近ケンカしながらもいい感じの…さっちゃんと龍二くん。