EVIL EYE
「真紀い!!!」
しばらくするとドアを思いっきりあけて私の名前を呼んだ
栞の声がした。
「栞?!」
「真紀!!真紀なんだよね?包帯してるけど?!」
「そうだよ!」
栞がたぶん泣きながら
私に抱きついてきた。
「真紀…ごめんね。
私があんな事言ったから…ごめんなさい!!」
「ううん。栞
栞のせいじゃないよ」
「私のせいだよ…
真紀も死んじゃったら…
私もう生きてけないって思ってた…」
…真紀も?
「…栞?誰か亡くなったの?」