EVIL EYE


「和貴来てくれの?…嬉しい!」

「あったり前だろ?彼女の誕生会行かない彼氏なんていないだろ?」


そう言うと和貴は
そっと私の長い髪を撫でた。


「これ、真紀の髪によく似合うと思って」


彼が私の両手に何かを置いた

両手を開いてみると
キラキラと七色に輝く髪飾りがある。


「…きれい」

「ごめんな指輪じゃなくて」

「ううん!!全然」

来てくれただけで嬉しかった。
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