EVIL EYE
「私は、大丈夫だから…」
そう言うとお母さんは、刑事を部屋に入らせ
私の側に寄った。
「刑事の篠原です。
単刀直入ですが
永井和貴さんが殺害されたのは、ご存知ですか?」
刑事は、私に質問した
「はい。今ここで聞きました」
「刑事さん!真紀を疑っているの?
真紀は、誰も殺してないんだから」
栞が強気でそう言った。
「わかっています。
永井さんが死亡された時間には、もうすでに真紀さんは、この病院にいました。
殺害することは、まず不可能です。
ただ真紀さんは、和貴さんとお近い関係だと聞いたもので…
真紀さん永井さんは、何か恨まれるような事は、ありましたか?」
「…いえ。私も和貴の事…全然知らなかったので…」