EVIL EYE
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「包帯外しますね」


数日後
私の目に巻かれた包帯が外された

どうも事故の傷は、目だけで他に外傷がないらしくすぐにでも退院できるそうだ。

私が入院していた一週間
父は、一度も見舞いに来てはくれなかった。


「お父さん今日も仕事なの」


見舞いに来るたび母は、そう言った。

やっぱりあの頑固な父は、そう簡単に家を出た私を許してくれず

もう私なんか娘だなんて思っていないんじゃないのかな…


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