EVIL EYE

「でも良かった。
また真紀と一緒に登校できるの嬉しい

私、真紀が休んでいた時 一人で登校してて悲しかったんだから」

栞が私を気遣ってか
そんな事を言ってくれた。

和貴の話は、あれ以来話さなくなった。


このまま

ずっと話さなくて

いずれ和貴の事もあの嫌な記憶を忘れてしまえば

きっと楽になれる。




だけどー…